組織、そして業界を変革するコンサルタント:安澤武郎さん

マスター雑記, メンバーインタビュー

本日は組織コンサルタントの安澤さんにお話を伺いました。ゆうてんかには2020年5月から入っていただき、組織・人事・リーダーシップなどの話題にはさすがの知見を提供いただいております。

はじめに

オンラインバーゆうてんかとは「顧客・地域に愛されるビジネスを応援する」をテーマにメンバー1人1人が主役となり、チャットツールで気軽にビジネスやプライベートのことを語り合えるオンラインバーです。

このシリーズは、ゆうてんかに6ヶ月以上在籍いただいている方のお仕事を紹介し、サロンについてのインタビューを行う対談企画です。メンバーへの感謝をこめてご紹介していきたいと思います。

【お仕事について】

りょう:よろしくお願いします。お仕事内容について教えてください。

安澤:組織コンサルタントと名乗っています。組織を機能させることにより、成果を出すのが基本的な役割です。組織の研修、風土改革ということで終わらせるのではなく、成果を出すことで組織を強くしていきます。ビジョン、ミッションに向けて今すべきことを設定して、組織本来の機能ができるようにしています。

りょう:事業規模は?

安澤:50名から1000名くらいの企業がお客様です。仕事の依頼は紹介が多いです。「後継者を鍛えたい」「社員の力量を上げるのに360度評価を活用したい」など、入口は具体的な問題であることが多いのですが、話を聞いてみると、本当の問題がそこではないことが多いです。

りょう:お仕事はお一人でされているのですか?

安澤:一人ですることもあれば、パートナー企業と一緒にチームですることもあります。昨年、株式会社熱中する組織をつくりました。こちらは3人でしています。

りょう:コンサルティングに関わる期間は?

安澤:契約単位は半年〜1年です。そこから継続してお付き合いすることが多いですね。例えば、360度評価の導入だけだと1回で終わりです。組織の本質的な課題を解決するには毎年ビジョンの更新、状況変化への適応が大切になってきます。

企業の中のディスカッションだけでは生まれないもの

りょう:ゴールは自立でしょうか?

安澤:そうですね。クライアント自身で議論して見いだしたものは実行されやすいです。自分で次のステージを描くのが苦手であったり、その企業の中のディスカッションだけでは生まれないことも多いです。外部の人とのコミュニケーションで見えてくることがあります。ゆうてんかみたいなオンラインサロンは外界の探索にとてもいいのではと思っています。

りょう:ゆうてんかに触れていただき、ありがとうございます。お仕事で大切にされていることは何ですか?

自分を変化させ続ける

安澤: 自分を変化させることが大切です。過去の自分の成功体験・価値観が正しいと思って入るといいものが生み出せません。クライアントの状況、歴史の中で築き上げたものとミックスさせて新しいものを生み出します。そのためには自分を変化させないといいものがつくれません。

ゼロから生み出す意識

りょう:自己成長がやはり重要ですね。

安澤:昔のプロジェクトで、ある企業の成功したモデルを他にそのまま持っていくとうまくいかないことが起きました。同じビジネスでも同じように成功しないのが面白いところです。毎回ゼロから生み出します。表面的には同じかもしれませんが、相手の中につくりあげていくプロセスが毎回違います。

りょう:毎回違うというのは同じ会社でも言えますか?

安澤:そうですね。同じクライアントでも、昨年と今年が同じというのはダメですね。昨年を踏まえて今年もゼロからつくる意識が大切です。これは同時に悩みにもつながります。サービスのパッケージ化ができないんですよね。原理原則は同じですが。

組織改革の見えない効果とは?

りょう:仕事のやりがいは?

安澤:クライアントの変化ですね。よくなっていき、社内が明るくなっていくのが嬉しいです。成果もでます。うまくいってない組織は社員が不満を抱えていて、エネルギーが生き場所を失っています。そこで、本来のエネルギーを向ける場所を見いだせると仕事が楽しくなります。明るくなり活気が出てきます。そういう状態になると、直接的な成果だけでなく、採用がうまくいく。離職が減るといった効果もでます。見えない効果はとても大きいです。

りょう:直接的な成果は何ですか?

安澤:直接的な成果は業績向上ですね。売上や利益です。これはわかりやすいですね。単なる売上・利益ではなく、ビジョンに意味づけされた上での売上・利益が生まれます。定性(数値化できない活動の目的や意味合い)と定量(数値化したもの)がセットであることが必要です。そうでないと、どうしても数字、数字となってしまいます。「会社の目標はなんですか」と聴くと「利益をあげること」と言われますが「あげた利益でどうしたいのか?」というのが本当の目的です。

りょう:ビジョンがないと組織がおかしくなるのですかね。

安澤:企業の不祥事・不正問題はビジョンがない中で数字を追いかけると起きるように思います。

りょう:なるほど。

初回面談で大切なこと

りょう:初めての面談で大切にされていることはなんですか?

安澤:お客様の話をよく聴くことが一番大事です。経営者の方が何を望まれているのかを知ることです。それを具体的にどう実現していくとよいか、プロとしての知見を加えて、一緒に描いていきます。その場で必要なことがともに生み出されます。りょうさんも同じだと思いますが、相手の望むことをどこまでイメージ化できるかです。

りょう:いつもお伝えしていることはありますか?

安澤:機会損失が目に見えていないという話をよくします。組織がよくなると継続的にいい結果を生み出していけますが見えていないことはないですか?と。長くその会社にいる人からすれば、社員の力が5割しか発揮してなくても、そういうものだ、それが当たり前だと思っています。現場で組織の問題に気づいている人がいても、組織の問題は1人が変えようとしても変えられないです。ほっておくとずっと変わらないです。

りょう:サロンメンバーさんでもそのあたりに苦労されている方がおられましたね。

安澤:トップと一緒にどういう姿にすべきかを議論しないといけないです。
トップのスタイルが企業のスタイルとなります。トップが変化しないと組織の根っこの部分は変わりません。トップを変えるには私自分が変わらないといけないと考えています。

弟子を増やす

りょう:パッケージ化できないというお話もありましたが、他に課題、お悩みはありますか?

安澤:課題は弟子を増やすことです。今、一緒にやってくれている人も私の考えをわかってくれています。そういう輪を広げていきたいです。伝承していくには弟子が増えることが大切です。お客様にサービスを提供する時はお客様のところにチームをつくります。そのチームを通じて社内改革をします。私一人ではできません。チームの人はある意味弟子になります。弟子になっている自覚があるのかという問題はありますが笑。

りょう:後継者というイメージでしょうか?

安澤:後継者ではなく、私の考えを「良い」と考えて一緒に広げてくれる人です。

壁にぶつかり、乗り越える経験を

りょう:どんな人が良いですか?

安澤:この仕事に一生かけてがんばる思いがないと難しいかと思います。そして基礎的な能力がある程度必要です。考える力など。タイプはいろいろあっていいと思いますが、最終的には自分を変化させ続けることが必要です壁にぶつかり、それを乗り越える経験をする必要があります。その経験をどこかでする必要があります。自分を変化させることを実践していないと、人は変えられません。

りょう:おっしゃるとおりですね。まず実践ですね。他にはありますか?

安澤:まず個人の理念、思いが第一です。その上で、基礎的能力が一定水準あることですね。私との実力差があると適切な仕事を作ることが難しかったりします。

りょう:なるほど。どうやって弟子を見つけていこうとお考えですか?

安澤:本来は募集してやっていくこともありますが、組織に関心がある人と知り合った時に、一緒に仕事をして見つけていっています。クライアントで弟子をつくって引き抜くと問題になりますので笑。

副業で他の企業の改革を経験できるのでは

りょう:他にはありますか?

安澤:企業の次世代リーダーを鍛える研修に携わっていると私の仕事に興味を持つ人がいます。時代的に副業が増えてくると、週1とかからでも経験できる機会も提供できそうですね。他の企業で改革を経験するのはリーダーを育てるとても良い経験になります。外の世界を見て、関係性・権限がない中で人を動かす経験はなかなかできません。

後継者のもったいないところ

りょう:興味深いです。

安澤:世の経営者の後継者を、社員は後継者としてみます。すると、後継者はその権威で人を動かせてしまえるので、人を動かすマネジメントの力をつける機会が少なくなります。後継者が言うことを社員は聞いてくれたりします。苦労して人を動かす経験がないまま社長になるのはもったいないですね。後継者の方が一緒に社内改革チームに入ってくれると価値があります。後継者はいずれ経営するというマインドがあり、能力もあるので。

りょう:後継者塾の実践版につながりそうですね。京都で製造業向けの後継者塾をしていた頃がありました。安澤さんも中小企業診断士でしたね。

安澤:実務補修を受ければなれます笑。そういうのはできそうですよね。お互いの会社を診断して改善に取り組めたらいいですよね。経営者同士が合意すれば可能です。

りょう:後継者塾はOB会などもしていました。その発展版でできたら面白いですね。

相互経営診断・経営改革

安澤:組織診断、経営改革、組織力強化をお互いにやってみます。診断に行く側も勉強になります。このプログラムを作ると後継者派遣企業と診断を受ける企業のどちらからもフィーをいただけるモデルとなります。すると、儲かりすぎるのでそれぞれフィーを下げて。適切な設定に、つまり安くできます。世の中からコンサルタントはいなくなるモデルです笑。

りょう:まったく私の仕事と無関係でもないですね。

安澤:話して見る価値はありますね。

一企業から業界の変化を

りょう:今後の取り組み・夢やビジョンについて教えてください。

安澤:今の仕事が自分の一生の仕事だと思っています。それは継続していきます。1企業のコンサルから広げていきたいと思っています。業界の変化まで持っていけたらいいなと思っています。業界の中でNo.1を持っている会社をつくり、その会社を通じて業界自体をよくしていくビジョン、それをクライアントと一緒に描いてしていくことをしていきたい。

りょう:なるほど。

自社、日本だけでなく、世界をよくするビジョンを

安澤:そういうお客様が何社かあります。業界のビジョンからいこうと。日本が明治の頃は良かったが昭和でダメになりました。戦争に負けた。あれは世界をよくするというビジョンがなかったからだと思います。「日本がよくなる」とだけ考えていました。生き残るために仕方がなかったのだと思いますが、ビジョンの枠を外す必要があります。今の日本の企業も日本をよくする発想が強く、世界をよくする発想が足りないのではと感じています。

りょう:ビジョンの差でアメリカ等外国の企業に負けているのでしょうか?

安澤:私はそう思います。良かった時に、儲かったそのお金で何をするのかがなかったと思います。次の世界を描いてなかった。目標を見失ってしまった。次のビジョンがない、それは今も課題だと思います。

りょう:視点が狭い、なるほど。

安澤:私もグローバルな課題解決をなかなか考えられないです。外の分野の探索が足りないためです。枠を広げるには枠の外にいる人とつながっていくことが大切です。

【ゆうてんか編】

りょう:ゆうてんか入会のきっかけは?

安澤:Twitterでりょうさんの投稿を見てです。

りょう:入会時、ゆうてんかに期待していたことは?

安澤:リモート環境でも交流が広がること。リアルにビジネスで協業することです。

りょう:ゆうてんかへの自分の抱負は何でしたか?

安澤: 緩く長く続けることでした。

Twitterよりもう少し深くやりとりがしたい

りょう:実際に入られての感想は?

安澤:目的は果たしていますね。ゆるく長く続いています笑。緊急事態宣言が出て、リアルで人と会うことがなくなりました。何か交流する輪がほしいと思いツイッターをはじめました。そこでやりとりしていく中で、Twitterもいいがもう少し深くやりとりできればと思い、オンラインサロンに入りました。

新しい広がり、もっと知らない人のいるところへ

りょう:最初は別のサロンでしたよね?

安澤:CLUB RIGHT HANDに入っていました。仕事の元同僚の方が多かったので。新しい広がり、もっと知らない人のいるところに入ってみたいということで、ゆうてんかに入ってみました。こちらにも元同僚の方はおられますが笑。

メンバー同士が相談できる関係になるには

りょう:そういう経緯だったのですね。

安澤:ゆうてんかでは、個人向けの新サービス、ブッダプログラムをやらせていただきました。ZOOMで話したりするのがセットになった時に、ようやく知っている存在、記憶の中に残るつながりになるように感じます。そこまでできると相談したりできる関係になる。そういう意味ではいいですね。リアルのビジネスはまだしていませんが、できそうな感じがします。

りょう:組織・人事関係の方もいらっしゃいますね。

安澤:京都の後継者組織をつくるとかも、やろうと思えば一緒にできますよね。

りょう:今入られているのはこの2サロンですか?

安澤:オンラインサロンは2つです。もう少し他も見てみてもいいです。全く知り合いがいないよりは、少し知り合いがいた方がいいのかもしれないです。経営者コミュニティも主催者の立ち位置にならない限り、深い付き合いまでいかないというのがありますね。

与える側の人が多い、ゆうてんか

りょう:ゆうてんかはどうですか?

安澤:いいところはテイカーではなく、ギバーが多いですね。与える側の人が多いです。ゆうてんかを通じて自分が得ること、知見を得ることはありますが、それ以上に何か提供していこうというのがある、それが良い雰囲気をつくってると感じます。

りょう:年末に積極参加しようと言われていましたっけ?

安澤:積極的に絡みたいなと思いながら…。デイリーゆうてんか、大変ですよね。毎日すばらしいなと。メンズ美容ブランドを経営されているアンドユーさんのスキンケアグッズ、融資支援コンサルタントでアウトドア好きなおすぎさんにキャンプの場所を案内していただいたり、ゆうてんかからいただいたものが私の活動に影響があります。

※デイリーゆうてんかとは、りょうさんが毎日最近のトピックを一覧にして投稿しているもの。

りょう:影響がありますか。

安澤:とてもあります。スキンケアグッズ、毎日使用しています。継続することが大切と聴いています。

新サービスのテストができた

りょう:入会される前と今とを比べて何か変化はありましたか?

安澤:お肌がきれいになったことですかね笑。インパクトでいえば、ブッダプログラムをやらせていただいたのは大きかったです。憩いの場ができた。

りょう:ブッダプログラムは個人の悪い習慣を改善していくというもので、私も参加させていただきました。憩いの場、嬉しいです。時々プライベートな独り言もあげられてますね。

フェイスブックよりも、ゆうてんかに投稿する

安澤:フェイスブックにあげていないことをゆうてんかにアップしていますね。フェイスブックは個人的な投稿をしなくなりました。なぜそうでしょうか。

りょう:フェイスブックはいろいろな人とつながっていて、憩いの場ではないように感じます。よほどコンセプトをしっかりする必要がありますね。

安澤:時代でこういう媒体はどんどん変わるのでしょうね。

りょう:Twitterは発信内容に興味がある人が集まるのでやりやすいですね。

安澤:Clubhouseは可能性ありますか?

りょう:ちょっと下火感を感じます。大勢の中では会話が成り立たないなと思います。

安澤:ZOOMのブレイクアウトルーム(少人数で小部屋に分かれて会話ができる)が良いですね。

りょう:テーマを決めてパネルディスカッションにはClubhouseは向いてそうです。あるいは、少人数でのこじんまりした会話かと。

安澤:時間を食いますね。

りょう:Twitterで知り合った人とClubhouseで話せるのは魅力でしたが、Twitterのスペースができればそれでいいかなと。ZOOMよりClubhouseは気軽さはある。ふらっと立ち寄れる敷居の低さは良いです。Twitter→Clubhouse→ZOOMのステップは良いかなと思います。どこかで、ゆうてんかメンバーだけが気軽に出入りできて話せる場ができればいいなとは思っています。Clubhouseなどを入会相談会に利用するのはいいかもしれないですね。

安澤:ゆうてんかのメンバーが会話しているところに参加できて雰囲気を感じられると良いですね。

りょう:オープンバー、検討中です(4月5月に実施しました)。あと、ゆうてんかはどんな人におすすめだと思いますか?

安澤:起業、アントレプレナーの方ですね。自分で会社をつくったり、会社をつくらなくても新しい事業を生み出そうという人には良い場ではないかと思います。そうでなくても、会社の中心になって、経営の視座を持とう、会社のビジョンをつくろうというリーダーには良いと思います。外の探索ですね。そこで自分が何を提供できるかをやってみればいい。会社でしか通用しない知識、力しかないとなかなか貢献できないと思います。そこまで重く考えなくてもいいですが。

りょう:気軽に力量を試せる場ですね。コメントをしなくても自分ならどう考えるか。

何を言っても許させれる雰囲気がある

安澤:それをリラックスしてできる雰囲気が良いですね。失敗がないですね。何を言っても許される雰囲気があります。場を破壊することがない限りゆるされます。

りょう:ありがとうございます。

安澤:承認制というハードルがあるのがいいですね。ほとんどの人を承認するとしても一度話をするのがいいです。ツイッターベースですよね。Twitterの投稿で人柄がわかります。普通に面談するよりも、Twitterを見る方がどういう人かよくわかりますね。

りょう:私は投稿だけでなく、返信を見ています。

安澤:いい場に参加できて良かったと思っています。どれだけ絡んで参加できるかはお約束できない状況ですが笑。

りょう:弟子の話、そういう人をどう集めるか、などは宣言などで発信いただくと情報が集まるかもしれませんね。これからどんなことをしたいかはぜひ発信してください。新しい視点の助言があるかもしれません。ありがとうございました。

安澤:ありがとうございました。

【おわりに】

世界を良くするビジョンを持つ、まずお客様の話をよく聴く、自分の知見を加える、大変勉強になるインタビューとなりました。一企業の変革から、業界を変革し、その先に世界を良くする。これからの安澤さんのご活躍にますます注目です。非常に中身の濃い会談をありがとうございました。

読者のみなさまには最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

<安澤さんのTwitter>

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<安澤さんの紹介>

マイベストプロ東京より。※画像クリックで詳細が見られます

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<オンラインバーゆうてんか>

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