障がい者雇用のジョブコーチのお仕事・やりがいとは?ぐぅたらちえこさんインタビュー

メンバーインタビュー, マスター雑記

目次

はじめに

オンラインバーゆうてんかとは「顧客・地域に愛されるビジネスを応援する」をテーマにメンバー1人1人が主役となり、チャットツールで気軽にビジネスやプライベートのことを語り合えるオンラインバーです。月2回はZOOM交流会も開催中。

このシリーズは、ゆうてんかに6ヶ月以上在籍いただいている方のお仕事を紹介し、サロンについてのインタビューを行う対談企画です。メンバーへの感謝をこめてご紹介していきたいと思います。

【お仕事について】

りょう:ちえこさん、よろしくお願いします。お仕事内容について教えてください。

ぐぅたらちえこ:私は2年前にキャリアコンサルタントの資格を取得したことを機に転職し、現在は障害のある方を対象とした就労支援と定着支援の事業所でセンター長をしています。

本当の障害とは?

ぐぅたらちえこ:障害をお持ちの方が、どういう働き方なら受け入れられるか、働き続けられるか。これはその方が自分自身を理解することでもあります。自分に合わない環境と一緒になった時、自分と働く環境との間に現れる壁、それが本当の障害だと思います。自分に合った環境、壁がない環境で長く働き続けていけるためにサポートしていくことを心がけています。そのためには求職者と企業の両方を理解することが大切です。

また、採用がゴールではなく入社した後が大切です。企業の方にどれだけ採用した方を理解いただけるかが重要になってきます。例えば、入社当時はできること、できないことをお伝えします。その上で、職場で起こる不具合をどう調整するかを3者で一緒に考えていきます。企業に協力いただきながら、仕事だけでなく、プライベート・性格・考え方・価値観もお伝えします。

成長や自己決定の機会を奪わない

りょう:お仕事で大切にしていることはありますか?

ぐぅたらちえこ:成長や自己決定の機会を奪わないことでしょうか。私達にできることは信じて見守ることです。必要なサポートは行いますが、利用されている方が主体的に考え、行動が取れるような関わりを意識しています。

センター長としてはスタッフの育成ですね。チームを機能させるために。チームビルディングについて考えることも多いです。大事なのは自分でできるようになることを見守ることです。自分で決めて動く、主体的に動く機会を奪ってしまうと依存関係になってしまうこともありますから。

ゆうてんかは失敗談も教えてくれる

りょう:ゆうてんかでもセンター長となられるにあたり、色々と相談されていましたね。アドバイスで有効だったことはありましたか?

ぐぅたらちえこ:センター長になり、気づいたら「なんでやってくれないんだろう」と思ってしまい、一人で悶々と考えてました。ゆうてんかに「リーダーって何?マネジメントって何?心構えって?」と相談したことを覚えています。

するとメンバーのみなさんから、上司・部下、それぞれの立場からアドバイスがあり、自分自身の視野が狭くなっていることに気づけました。また、振り返り、立ち止まる機会になりました。こういう議論は、どう正しく成功するかになりがちですが、自分の失敗談もゆうてんかメンバーは教えてくださいますね。やらかした話をしてくださるので、身構えないで受け入れられます。自分事として考えてくれることが嬉しいです。

だからゆうてんかでは相談することを恐れることがないのです。心境、立場までをくみとっていただけます。ゆうてんかが心理的安全性が担保されている場所だと感じています。

泣きたくなるくらい嬉しい時

りょう:お仕事のやりがいを感じる時はどういう時ですか?

ぐぅたらちえこ:一人でたくさん悩まれて、いっぱい失敗経験をされた方が利用者には多いです。そんな方の行動のきっかけになったり、気付きになったりする時です。

自己決定の場面に出くわすと、「その方の支援をして良かった」と思います。障害があり、夢を描けない方も多い。そういったものをとっぱらって「こうなりたい」と夢を語られる時、泣きたくなるくらい嬉しいです。

こじじゅらり?

りょう:強み、セールスポイントはどのようなことだとお考えですか?

ぐぅたらちえこ:こじじゅらりです(笑)キャリアコンサルタントのキャリア理論に「プランド・ハップンスタンス」という考え方があります。何が起こるかわからない不確実な未来に対して能動的に機会に巡り会うための5つの行動指針です。

好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心(リスクテーキング)、この頭文字で、これを常に実践できていることが私の自慢の一つです。こじじゅらりはこれを覚えるための合言葉です(笑)

未来に正解も不正解もない。チャンスはいつ巡り合うかわからない。自分が何をできるか悩んだり、立ち止まったりすることもあります。そんな時に変化に対応し、恐怖心を持たないで行動できることです。オンラインサロンに入るのも冒険でしたね。

スタッフの成長支援で大切なこと

りょう:課題、お悩みはありますか?

ぐぅたらちえこ:昨年4月からセンター長を担うこととなりました。利用者の方は線引をして客観的に見られます。一方で、スタッフは仲間意識を持つと感情が入りやすいです。成長をするためにどうしたらいいのか。支援で大切なのは成長の機会を奪わないことだなと。

現在はセンター長としてチームビルディングに取り組んでいる最中です。上司からスタッフの育成は支援と同じ、と言われていますが通常の支援に比べ感情が入ってしまいやすく、試行錯誤を続ける毎日です。そんな時に頼りになるのはゆうてんかメンバーの知見です。悩むたびに様々な立場や経験を経たメンバーからアドバイスをもらっています。

りょう:人材育成においては山本五十六さんの言葉が好きです。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

フィルターのない社会を創る

りょう:今後の取り組み・夢やビジョンについて教えてください。

ぐぅたらちえこ:私が叶えたいビジョンは「フィルターのない社会を創る」ことです。

ワーキングマザーとして組織にいました。周囲からの見方、「ちえこさんはママだから無理だよね」と言われ、すごくもやもやした時期がありました。自分のキャリアをどうしたらいいのかと考えてキャリアコンサルタントをとろうと思ったのです。ママに限らずいろいろなしがらみがありますよね。

今は「障害のある方のしがらみをなくせないか」がテーマです。障害のあるなしに関わらず、本来ありたい姿を目指していける。思いっきり「やりたい」を口にできる、働ける世界をつくりたい。「フィルターのない社会を創る」が私のビジョンです。

笑顔で働ける人を増やしていきたい。現在はセンター長で精一杯ですが、いろいろな交流の中で、自分を発揮して働く人が増えていく関わりをしていきたいです。

【ゆうてんかについて】

会社員でも入っていいの?

りょう:2020年7月に入会されて17ヶ月、1年5ヶ月継続いただきありがとうございます。ゆうてんか入会のきっかけは?

ぐぅたらちえこ:りょうさんとTwitterで交流していた際にオンラインサロンを立ち上げる話を聞いていました。メンバーは独立起業している方、フリーランスが多い印象でした。一会社員の自分が入っていいのか。住む世界が違うなと。

でもりょうさんのことは大スキでした。コンサルをされている方のオンラインサロンということで会社員の私には縁がないものだと思い、陰ながら応援していました。そんな時、すでに入会していたゆっきーさんから勧められて、ちょっと覗いてみようかなと思ったことがキッカケでした。 

りょう:入会時、ゆうてんかに期待していたことは?

ぐぅたらちえこ:なんでしょう(笑)Twitterの延長で楽しく交流できたらいいなということでしょうか。ただ、普段出会うことの少ない業界や職種の方々と接することで何か新しい視点や価値観に触れられるのではないかとワクワクしたことを覚えています。

なにか始める時はゆうてんかメンバーに協力を

りょう:ゆうてんかへの自分の抱負は何でしたか?

ぐぅたらちえこ:みなさんに背中を押されながら複業を開始できたらいいな、と宣言していたようです(笑)会社員以外の活動もアイデアをもらえるかなと思って入会しました。

まだ少し先のことになる予定ですが、なにか始める際にはゆうてんかの方々に協力をお願いしたいです。

プライベートでも職場でもない居場所

りょう:オンラインバーゆうてんかはいかがですか?

ぐぅたらちえこ:これまでの自分には見えない視点・刺激をもらっており、行動量が増えました。一会社員ですが、みなさんの活動に触れて行動は足りているのか?と思いました。

ゆうてんかは、いろんな異業種・異分野の方が集まっています。まじめな話もあれば趣味の話もあります。まさにオンラインバー、その名の通り、フラッと立ち寄って心地よく過ごせる場所です。プライベートでも職場でもない別の居場所を手に入れられました。

他にはキャリコンや心理学系のサロンに所属しています。ゆうてんかは、そことは全く違う雰囲気ですね。住む世界が違う、というと大げさですがウェブ上の異業種交流会に参加している感覚です。

普段生活しているだけでは出会えない全国各地の様々な立場の方々と好きなタイミングで交流ができます。キャリア設計、起業やマーケティング、資金調達、組織作り、プロモーション、働き方改革…、色々と網羅してます。仕事に関わるすべてのことを相談できちゃう気がします。その上、趣味の話なんかもできちゃう。ちなみに私は音楽室の室長をしています。幽霊部員ですが(笑)

りょう: ゆうてんかの音楽室長のご就任ありがとうございます笑。カラオケアプリで盛り上がり、『愛が生まれた日』のデュエットもしましたね笑。ゆうてんか音楽室とは別にTwitterで新たにつくった音楽コミュニティの方でも楽しく交流しましょう。※音楽コミュニティにご興味のある方はりょうさんにDMを

Twitterメンバーとのつながりの交流が増えた

りょう:入会される前と今とを比べて何か変化はありましたか?

ぐぅたらちえこ:職場でも公の場でも話せない悩みを相談する機会をいただき、公私共に充実しています。何かあるときも何もないときも、ふらっと立ち寄れる居心地の良いバー。ここに来ると得られる“安心感”がお気に入りです。

もともとTwitterきっかけでのゆうてんか参加でしたが、相乗効果でTwitterメンバーとのつながりや交流が増えました。ゆうてんかメンバーのつながりでTwitterで新たな出会いもあります。メンバーさんは「今日キムチ鍋食べました」のようにどうでもいいようなツイートにもあたたかく反応していじってくださいます笑交流の深さが違いますね。何気ない雑談でもかまってくれることで、Twitterが盛んになりました。

ゆうてんかのTwitterの拡散力

ぐぅたらちえこ:別のサロンで勉強会を開催した時に、告知をTwitterでしました。Twitterは業界の方とのつながりが多くなりがちですが、さまざまな業種の方がゆうてんかにはいらっしゃいます。告知はリツイート、拡散してくれます。集客で本当に何もつながりがなかった人に伝えられます。

りょう:ゆうてんかメンバーの約9割はTwitterユーザーで新たなメンバーが加わっても、既存メンバーのフォロワー数が増えても拡散力は高まります。この前数えてみたら、メンバーのTwitterフォロー数合計は12万人を超えました。内容により、全員が拡散してくれるわけではないですが、趣旨に共感してもらえれば拡散してくれます。今も成長中です。

とまり木のようなオンラインサロン

りょう:ゆうてんかはどんな人におすすめだと思いますか?

ぐぅたらちえこ:りょうさん大スキです。ゆうてんかじゃない場ででも、りょうさんの話や、ゆうてんかの話をしてます。SNSでへこんで離れたい時も、孤独にならずにいられます。「Twitterしんどいし、ゆうてんかにいようかな」とか、色々な使い方があります。

今の自分はこのままでいいのだろうか」と漠然と思っている方や今とは違う居場所を求める方には是非オススメしたい。とまり木のようなオンラインサロンですよ。

りょうさん:ありがとうございます。照れますね笑。

ぐぅたらちえこ:ゆうてんかの変化の早さも驚きです。いろんなことをやってきましたね。りょうさんは本業いつやってるんですか?(笑)

りょうさん:あはは。ちゃんとやってますよ笑。

話題に置いていかれないサロン

ぐぅたらちえこ:オンラインサロンは自走をはじめると、勝手に部活・サークルがたちあがる印象があります。オーナーはおかざりになり、みんなが何しているか追えなくなります。でもゆうてんかは、違います。

自分がほしい時にだけ情報をとりにいく場所があります。きめ細かく、デイリーゆうてんかでトピックの一覧を確認できます。りょうさんが、メンバーのいろんなSNSの活動をちょっとずつ拾って紹介しています。デイリーゆうてんかがあるからSlack内で置いていかれることがないです。

最初はハードルが高いと思っていたビジネス交流、ゆうてんかは大丈夫

りょう:ありがとうございました。インタビュー全体を通じて、最後にメッセージがあればお願いします。

ぐぅたらちえこ:私自身がビジネス系交流にハードルが高いと感じていました。実際に入ってみたらそんなことがないなと。ぜひ1ヶ月の体験利用でも。公開イベントを開催する時もあります。どんな人が入っているのかをZOOMやスペースの会話で感じてもらえたらと思います。私も公開イベントをする時は極力参加できるよう調整しています。

りょうさんとお話をすると話しすぎます。安心して見守ってくれます。何を言っても大丈夫です。楽しく、嘘偽りなくお話ができました。それがゆうてんかの魅力です。安心感があります。ゆうてんか好きです。

【ZOOMインタビュー参加者の声】

相田:チーム北海道として、今日はちえこさんを絶対お顔を拝見したいと思っていました。キャリコンの経験、就労支援、グレーゾーンの方の支援、センター長としての仕事に頭が下がります。ゆうてんかは、りょうさんの存在が大きいです。一見さんお断りで、変な人が入ってこないです。(私より歴が長い)ぐぅたらちえこさんとりょうさんの信頼関係が聴いていてうらやましくなりました。

丹後:キャリコンサロン北海道支部でちえこさんとご一緒させていただいています。小口さん参加の勉強会は発狂しかけていました笑。ゆうてんかは、あたたかい方々ばかりで、ただただ共感しかないお話でした。

【編集後記】

 障がい者と企業の橋渡し役として、センター長としてご活躍されるちえこさん、貴重なお話をありがとうございました。障がい者さんの理解につとめ、働き始めた後もきちんとサポートする姿勢とその背景の主体的に行動していただくことを大事にするお考えに感銘を受けました。また、あふれんばかりで私が恥ずかしくなるくらいの、ゆうてんか愛、ありがとうございました。

You Tubeハイライト版動画

動画に関するメンバーのツイート

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【オンラインバーゆうてんか】

「創業準備中・個人事業主で相談したり、ビジネスの意見が聞きたいが時間もお金もない」そんなあなたに月額定額で相談・解決できる仲間ができるオンラインサロンです。なにより、楽しく成長していく仲間ができます。宮治の分だけTwitter等SNSのフォロワーさん・濃い交流も増えて楽しくなります。

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